「朝起きると口の中がネバネバする」「うがいをしても不快感が残る」そんな朝の不快な症状に悩んだことはありませんか?実は、このお口のねばつきには、いくつかの原因があり、放っておくと口臭や歯周病のリスクが高まることもあります。
本記事では、朝のねばつきを引き起こす3つの主な原因について解説します。
●1. 唾液の分泌量が減っている
口の中がねばつく一番の原因は、唾液の分泌量が減ることです。睡眠中は誰でも唾液の分泌が低下しますが、とくに口呼吸をしている方や、ストレス、加齢などで唾液腺の働きが弱くなっている方は、よりねばつきを感じやすくなります。
唾液は「天然のうがい薬」とも呼ばれ、口腔内の汚れを洗い流す大切な役割を担っています。その分泌が減ることで細菌が繁殖しやすくなり、朝のねばつきや不快感が生まれるのです。なお、寝ている間に口が乾いている方は、寝る前にコップ1杯の水を飲む、鼻呼吸を意識する、部屋の湿度を保つなどの対策が効果的です。
●2. 口腔内の清掃不足
夜の歯磨きが不十分だったり、フロスや歯間ブラシを使わないまま就寝すると、歯垢(プラーク)や食べかすが残ったままになり、寝ている間に細菌が繁殖してしまいます。その結果、朝起きたときに口がねばついたり、嫌な臭いがしたりする原因になります。
「寝る前の歯磨き」は、朝の爽快な目覚めのためにも重要です。歯と歯の間や歯ぐきの境目など、磨き残しが多い箇所はとくに丁寧にケアしましょう。また、舌苔(ぜったい)が多い方は舌ブラシの使用もおすすめです。
●3. 歯周病や虫歯が進行している
もし毎朝のように強いねばつきや口臭が気になる場合、歯周病や虫歯が進行している可能性も考えられます。とくに歯周病は、歯ぐきの炎症によって膿や細菌が増え、粘ついた唾液や不快なにおいを引き起こす代表的な疾患です。
また、歯周病は自覚症状が少なく、かなり進行するまで気づかないケースも少なくありません。歯科医院での定期検診やクリーニングによって、口腔内を清潔に保ち、トラブルを早期に発見することが大切です。
●まとめ
朝の口のねばつきは、「体質」や「年齢」だけでなく、生活習慣やお口のケア不足が大きく関わっています。毎日の習慣を少し見直すだけで、朝の不快感は大きく改善できることもあります。
「唾液が減っている気がする」「朝の口のねばつきが毎日気になる」という方は、一度歯科医院でご相談ください。適切なケア方法や、必要に応じて治療をご案内いたします。朝をもっと快適に迎えるために、口内環境を整えていきましょう。